シチリア島

シチリア観光 魅惑的な建築物に出会う旅!技術と美術と文化が融合する世界遺産

シチリア パレルモ近郊の世界遺産

皆さんこんにちは、いき旅プランです。

「イスラム、ビザンチン、ロマネスク、魅力的な建築物に出会う旅!まだ見ぬ世界遺産をご紹介します!」

「技術と美術と文化の融合パレルモ近郊にあるモンレアーレ大聖堂」をじっくりご紹介します。

見どころは聖堂内を埋めつくす金箔のモザイク

現存する教会の中ではモザイク面積世界一。

そして回廊!見逃せません。

シチリアの光景の中で記憶に残る美しさ。是非ご堪能下さい!


<パレルモの町>

パレルモはシチリア州最大の都市、商工業の中心地です。

シチリアの全土に向けての交通網が発達しているのでシチリア滞在中は便利に使いたい町です。

ただパレルモはシチリアでも都会なので治安にはそれほど良くありません。

街中では常に気をつけて行動した方良いと思います。

世界遺産モンレアーレ大聖堂

パレルモから南西8㎞。山の上にあるモンレアーレの町はシチリアの歴史がそのままに残る町です。

イスラム、ビザンチン、ロマネスクの魅力的な建築物に出会えます。

早速ですが、モンレアーレ大聖堂に入ると窓から差し込む少しの光に金箔が反射し幻想的な空間となっています。

正面奥のキリストの姿が神々しくはっきりと輝いて見えます。

壁面を装飾する金箔のモザイクは、

アダムとイブ、カインとアベル、ノアの箱舟、バベルの塔など、

新約聖書と旧約聖書の物語が描かれています。

人々はこのモザイクから聖書を読み理解していました。

モザイクの質と量に圧倒されます。

そして古代の円柱とモザイクとが見事にとけあっています。

この文化の混ざり合った建築様式は、シチリアの歴史の中で完成されたもので、

世界遺産にもなっている「アラブ・ノルマン様式」と呼ばれるものです。

聖堂内を飾る人物のモザイクはギリシャ人が描き

幾何学模様の装飾はイスラム人に作ったもの。

世界遺産アラブ・ノルマン様式については別のブログ詳細に説明していますので

是非ご参考になさってください。

聖堂内の礼拝堂

大聖堂の左の奥には礼拝堂があります。(有料€2.5)

聖パオロや使徒たちのモザイクが描かれています。

礼拝堂は金箔ではなくモザイクと彫刻の美しさで表現されています。

モンレアーレ 世界一美しい回廊

私が一番驚いたのはこの回廊です。

ギリシャの建築コリント様式の柱が2本づつ、

モザイク装飾の施された柱と交互に配置され、中庭をぐるりと囲んでいます。

上部には美しいアーチが描かれアラブ様式の水の流れる場所も作られています。

中庭の緑と背景の山が色どりを添え、世界一の回廊と賞されることにうなずけます。

回廊とは

回廊とは修道士が回廊を歩きながら祈りを捧げたり考え事をしたり、
時には中庭をのぞみながらくつろぐ癒しの空間としても利用されていた廊下のことです

モンレアーレ大聖堂の歴史

モンレアーレ大聖堂は1174年グリエルモ2世の命により、

被昇天の聖母に捧げる教会として建設が開始され1182年に完成しました。

建設当時は12の塔を持つ巨大な壁に取り囲まれた司教宮と修道院がありましたが、

現在は遺構として塔の一部がわずかに残っているもののその他の建造物は再建によるものです。

1200年ごろに完成したと見られる僧房、食堂、回廊の大部分は建設当時もの。

モンレアーレ大聖堂 周辺地図と行き方

パレルモ駅前のバスターミナルAMAT社 109、309、318番(10分程度)
Piazza Indipendenzaで下車→389に乗り換えて30分モンレアーレで下車。
もしくは車で20分程度なのでタクシーでいくことをおすすめします。

パレルモからモンレアーレまで道中この景色を楽しんでくださいね。

いき旅プランでは、旅の様々な光景を織り交ぜながらお役立ち情報を発信していきます。

次回の旅のご参考にして頂けると嬉しいです。

それではまた次回!いき旅プランでお待ちしております。