イタリア

ローマ1日モデルコース 観光名所とルネッサンス芸術盛りだくさんの旅!

ローマ1日モデルコース 観光名所とルネッサンス芸術盛りだくさんの旅!

皆さまこんにちは!いき旅プランです。

さて、今回はイタリアの旅をお届けします。

日本から時差マイナス8時間、飛行時間は直行便で13時間です。

遠い~のですが時間をかけて行った先には素敵な景色や楽しい観光がたくさんあります。

イタリアは、日本では30年ほど前にスパゲッティを“パスタ“と呼ぶようになり、

ティラミスやオリーブオイルなど食文化の流入によって身近に感じることができる国になりました。

土地は南北に長く北と南では気候も違えば、人の気質も違います。

美術、芸術、遺跡、食文化、お買い物など色々な楽しみが盛りだくさんな国なので、

総合的に満足度が高い国だと言えます。

イタリアの象徴というべき古代ローマ遺跡コロッセオ、

ローマの1日観光は、ここから始める一筆書き移動が効率的です。

モデルコースをご紹介しますので是非参考にしてください。それではスタート!

世界遺産コロッセオ

2000年前古代ローマ帝国が反映した時代につくられた世界遺産コロッセオ。
貴族や民衆の娯楽のための施設として建設されました。

1階は皇帝などの貴賓席、2階はローマ市民の席、それより上は立見席。

4階建ての構造で、建築様式は1階がドーリア様式、2階はイオニア様式、3階はコリント様式で造られている。

周囲527m、高さ48mの楕円形施設は、5万人を収容出来る、現代で言うドーム球場いった感じです。

アレーナ(競技場)を意味する語源は、猛獣や剣闘士の流れる血をすうための砂、

アレーナからきているのです。

そして、実は404年にホリウス帝によって競技が禁止されてからは、放置されていました。

19世紀になって発掘が始まり現在の姿がよみがえりました。

実際には奴隷として売り買いされていた剣闘士が猛獣と戦う様や、

また闘技場に水をはって船を浮かべ船同士が戦う様子を観戦して楽しんでいたというから驚きです。

現代のドーム球場に水をはって船を浮かべて戦闘の様を鑑賞するなんて、ちょっと考えにくいですものね。

地下施設は剣闘士の控えの間や猛獣入れておく檻やなどもあり、

現在は床が陥没して部屋が区画されていた様子を見ることが出来きます。

こういった円形闘技場はローマ帝国の反映の証でもあり、

ヨーロッパ各地に広く分布し現在でも観光名所となっている所はたくさんあります。

行き旅プランでもたくさんご紹介していますが、

本場ローマの最大級にして最高の巨大建造物ですので、ローマを訪れた際には必ず観光してくださいませ!

ローマ帝国を肌で感じることができ、尊敬と興味をそそられますよ。

コロッセオ行き方

地下鉄B線コロッセオ駅(Colosseo)下車すぐ。
※地下鉄B線は治安が悪いので夜は乗らない方が良いです。

世界遺産コンスタンティヌス凱旋門

さて、次はコロッセオ周辺の観光です。近くにいくつも観光名所はあるのですが、

コロッセオのすぐ横にコンスタンティヌス凱旋門があります。

312年コンスタンティヌスがマクセンティウス帝に勝利したことを記念し建造された門です。

中央の門の高さが11m、左右の門の高さは7m、装飾を入れた全体の高さは21m、幅25.7m、奥行き3メートルの立派な門です。

門の装飾は他の場所から移設されてきたもので、

建造の由来になっているミルウィウス橋の戦いの勝利ではなく、様々。

最上段はマルクス帝、アウレリウス帝、アントニヌス帝の凱旋門から移設されたため、

162年~180年の「マルコマンニ戦争」で飾られ、

中段の4面は101年~106年の「ダキア戦争」で飾られています。

本来の建造由来とは異なる装飾ではありますがそれでも見事な装飾ですね。

トレヴィの泉

コンスタンティヌス凱旋門からは歩いて20分程、

途中フォロロマーノと呼ばれる遺跡など魅力的な観光スポットの誘惑もありますが、

それを横目にトレヴィの泉まで歩いてみましょう。

ローマの街中に突然現れる素晴らしい彫刻で飾られたトレヴィの泉、

映画「ローマの休日」にも出てきたバロック様式の美しい泉です。

現在はグラフィック美術館になっているポーリ宮の建物の壁の一部と合体して建てられています。

中央に凱旋門、海の神オケアノスが彫刻されています。

オケアノスは貝殻の馬車に乗っていて、馬車を引いているのは背中に翼下半身は魚の海馬です。

海馬の手綱を引くのは海の妖精トリトンです。

上層部は紀元前19年にローマに水道をひいたアグリッパ将軍や、

水の源の伝説の乙女の姿も見ることができる。

トレヴィの泉には人々が癒しを求めて、また願いをかなえるために訪れる場所です。

泉の周辺には美味しいジェラートお店や革製品のお店などもあるので、是非訪れてみてくださいね。

コインを投げて願いをかなえよう!

泉を背に建ち、右手にコイン、左肩越しに後ろの泉に向かってコインを投げ入れます。

1枚目はもう一度ローマにもどることが出来る、2枚目は素敵な出会いがある、

3枚目は恋人と別れることが出来ると言い伝えられています。

泉にたまったコインは、市の管理下で回収され、カトリック系チャリティ団体に寄付されています。

トレヴィの泉への行き方

コンスタンティヌス凱旋門からの徒歩経路

最寄り駅は地下鉄A線バルベリーニ(Barberini)駅。徒歩8分弱

ヴァチカン巡り! ヴァチカン市国 みどころ4選!

トレビの泉からはタクシーで行くことをお勧めします。

15分程ですし、建物やテベレ川など車窓を楽しみながら入口近くで降ろしてもらえるので便利です。

カトリック総本山であるバチカン市国ですが、ローマ教皇を頂点に国家が作られています。

イタリアの中にありますがバチカンは独立した国なのです。

ミケランジェロがデザインした制服を着たスイスの衛兵によって守られています。

観光は、ざっくり分けて、サン・ピエトロ広場、サン・ピエトロ大聖堂、バチカン宮殿、バチカン美術館です。

入場するにも中を観光するにも時間がかかるので、ある程度時間をとって行かれることをお勧めします。

サンピエトロ広場とサンピエトロ大聖堂

まずは、サン・ピエトロ広場です。バチカン市国の正面入口といった印象ですので、まず最初に訪れてみてはいかがでしょうか?

楕円形のサン・ピエトロ広場は長径240mもあり30万人も収容できるのです。

設計者はベリーニです。

もともとはこの場所にカリギュラ帝の作った競技業がありました。

広場をぐるりと囲む列柱に圧倒されます。

広場一番奥にそびえたつのがサンピエトロ大聖堂です。

ローマ帝国でキリスト教を公認したコンスタンティヌス帝が324年に建設を開始しました。

聖ペテロ(サンピエトロ)を祀るためこの地にお墓があるとされていたため、

この場所に建てられました。何度も手を加えられましたが、

16世紀ミケランジェロが設計を引き継いで建設に従事しますが、

ミケランジェロは完成を見ずになくなりました。

ミケランジェロは彫刻だけでなく建築や設計などに能力を発揮し、多才であったことで有名です。

内部はさすがです!大理石と彫刻ですばらしい空間です。

正面には天蓋のある主祭壇がありとても広いです。

入ってすぐ右にあるミケランジェロの傑作と言われているピエタ像を見ずにはいられません。

壮大さと人の営みの中で生まれたものだと思うと人々への畏敬の念がわいてきます。

一つ一つの彫刻はイタリア芸術の結晶だと言えます。

主祭壇の左から宝物館へも行くことができます。

とにかくこの空間におどろかされるばかりです。

是非じっくり堪能してくださいませ。

バチカン美術館

バチカン美術館の中は、実はいくつもの美術館と博物館に分かれています。

作品数の多さと見逃せない作品の量に圧倒されます。

2階建てになっていて途中中庭などもあり、もし時間がなくてもさらっとみるだけでも価値があります。

この天井。スゴイです。これ廊下の天井です。

こちらは有名なラオコーンです。1506年トラヤヌス浴場付近の地下から発見された像です。

躍動感にあふれ息をしているようですね。ミケランジェロにも大きな感銘を受けた作品だと言われています。納得です。

他にもギリシャ、ローマの彫刻が立ち並んでいます。

システィーナ礼拝堂

1階の一番奥にあるのがバチカン美術館にあるシスティーナ礼拝堂です。

ルネサンス最盛期に活躍した芸術家たち、

ミケランジェロ、ボッティチェッリ、ペルジーノ、ピントゥリッキオら、

そうそうたるメンバーによって描かれたフレスコ画で装飾された素晴らしい礼拝堂です。

これまでに何度も修復を重ね、今も私たちが見ることができます。

礼拝堂の最後の審判はあまりにも有名。

中は、もちろん撮影禁止、おしゃべりもNGです。

監視員がいて話す人がいればすぐさま注意をされますので気をつけて鑑賞してください。

想像より小さい礼拝堂ですが、何せ描いた人達がスゴイので必見です。

サン・ピエトロ広場、バチカン美術館への行き方

バス:49番はバチカン博物館の入口前に停車します。

トラム:19番トラム、リソルジメント広場(Piazza Risorgimento)で下車。
広場からバチカン博物館もしくはサン・ピエトロ広場まで徒歩約5分。

タクシー:「Musei Vaticani, Viale Vaticano 」(バチカン博物館・バチカン通り)と書いた紙を見せると入口の前に停車してくれます。サン・ピエトロ大聖堂に行きたい場合は、「Piazza San Pietro」です。

プチっと情報:イタリアはスリなども多く、泥棒も堂々とホテルのロビーなどにもいます。

数名で組んでいることもあるので貴重品管理はしっかりとすることが必要です。

ローマ街歩きの注意点

① 常に貴重品管理は怠らないこと。
② 出かける時は背中に背負うタイプのカバンは避ける。
③ ブランド品と明らかに分かるようなバックを持って地下鉄に乗ることは避ける。

さて、イタリアの首都ローマの1日観光モデルコースのご紹介しました。いかがでしたでしょうか?

日本とは全く異なる石の文化や豪華できらびやかな芸術です。

見る者を圧倒するとても魅力的な町ですので皆さんも是非訪れてみて下さいね。

いき旅プランでは、旅の様々な光景を織り交ぜながら、お役立ち情報を発信していきます。

次回の旅のご参考にして頂けると嬉しいです。

それではまた次回!いき旅プランでお待ちしています!