イタリア

独創的な景観世界遺産の町を楽しむイタリアの旅! マテーラとアルベロベッロ

独創的な景観世界遺産の町を楽しむイタリアの旅! マテーラとアルベロベッロ

皆さんこんにちは、行き旅プランです!

さて今回は独創的な形をした街並みを見ることができるイタリアの町を二つご紹介します。

これまでいき旅プランではたくさんの海外の街をご紹介してきましたが、

今回の二つの町は分かりやすく奇想天蓋な街並みですので、皆さんにも楽しんで頂けると思います。

一つ目は渓谷に広がる洞窟住居、現在は芸術家が多く住む町マテーラ。

二つ目はとんがり屋根がかわいらしいまるでおとぎ話に出てくるような街並みのアルベロベッロ。

いずれの町も歴史的背景から独特の家の造形となり、

何百年も前から今現在も人が暮らしているというとても貴重な地区です。

日本人の私たちには想像もしなかった街並みが形成させていますので、

ファンタジーの世界に入り込んだようなそんな錯覚さえ覚えてしまうほどの面白い街並みです。

街を歩いて自分だけの写真スポットを是非見つけて下さいね!

それでは、スタート!

世界遺産マテーラ 芸術家の住む町

イタリアの南に位置する町マテーラ。

グラヴィーナ渓谷に沿って形成された洞窟住居が特徴です。

8世紀以降イスラム教の支配から逃れてきたキリスト教徒が住み始めたのが起源です。

洞窟に教会を作り、そこに居を構えて人々が住み始めました。

次第に人口が増え15世紀には最盛期を迎えます。

しかしながら18世紀行政機能が失われると同時に衰退してしまいます。

インフラ整備がされず、衛生面で極度の問題に直面したくさんの人々が亡くなるという悲劇がおきました。

それでも一風変わった景観は貴重な歴史的価値もあり、

近年特に芸術家の人々を中心に好まれ、他の地から人々が移り住むようになりました。

当然ですが水道や電気を通すのにもお金がかかります。

1軒の家に住もうと思うのかなり高額な費用が必要になるそうです。

高額な費用をかけてでもこの独特の町の雰囲気や美しい景観の中で生活するに値するということなのでしょう。

この町の美しいのは昼間だけでなく、夜も素晴らしらしいそうですよ。

それぞれの家の明かりがオレンジ色に共鳴し合い、町全体があたたかく包まれたような、

そんな景色を見ることができるそうです。

私は残念ながらこの町で夜を過ごすことはなかったのですが、皆さんタイミングが合えば是非!

1993年、マテーラは世界遺産に登録されました。

洞窟住居のつくりと住居群

マテーラの住居は先にお話しした通り洞窟を掘ってつくりあげています。

入口から奥へ、奥へと伸びる作りです。

1軒の家は、家畜が住む部屋、食物を貯蔵する部屋、そして住居部分にわかれています。

階段もあり、家の中でかなりの高低差を感じます。

サッソ・カヴェオーゾ地区

小高い丘になったように家が幾重にも重なっています。

素晴らしい景観です。記念写真をパチリ!

階段を上ったり下りたりしながら小さな路地を歩いてみるとマテーラの素敵な写真スポットに出会えます。

マテーラ行き方と地図

国鉄のバーリ(Bari)駅から私鉄Ferrovie Appulo Lucaneへ乗り換え、
バーリ中央駅(Stazione Bari Centrale)からマテーラ中央駅(Matera Centrale)下車4€1時間半。

世界遺産アルベロベッロ 三角屋根のトルッリ

さてお次はアルベロベッロです。こちらも南イタリアのプーリア州にある町です。

トルッリと呼ばれるとんがり屋根の家が立ち並ぶ、独特の街並みを見ることができます。

トルッリの成り立ち

アルベロベッロの町の家トルッリと呼ばれる家は、

モルタルを塗った円筒形の建物に、薄い石灰岩を積み重ねた屋根をのせて作られています。

なぜこのような独特な形になったのかというと、

ここに住む農民たちに課せられていた税金は、住居によって金額が決められていたため、

いつでも都合よく家を取り壊すことができるような作りにしたというもの。

実際にはそれほど簡単に取り壊せるようには見えなかったのですが、

歴史的背景から出来た家だそうです。

現在この町の屋根ふきをする若い職人さんがいらっしゃるそうで、

これからもこの伝統的な家が受け継がれていくとのことです。

余談ですが海外に行くとその土地その土地の街並みに出会います。

石の文化だと、何百年も同じ景色を保つことができ、そして現代の私たちも見ることができます。

とても貴重で素敵なことだと思えます。

アルベロベッロの町歩き

町の雰囲気はとてものどかです。

もともと農民が住んでいた地域ということもあって、

静かで穏やかな雰囲気が漂っています。

土産物を売るお店がいくつか点在していますが、

手作りの土産ものなどが多くどれもあたたかみのある土産物が多かったです。

旅の思い出にはピッタリですね。

アルベロベッロ行き方と地図

ローマからなら長距離バスだと時間はかかりますが乗り換えなしで6時間半。20€から40€程度

さて皆さん今回の独創的な景観を楽しむイタリアの旅いかがでしたでしょうか?

日本人の私たちには想像も超える景色が広がっています。旅ってやっぱり楽しいですね。

個人旅行でイタリアを移動するのは正直言うと大変なので、この二つの町に行くときは日本でプライベートツアーを手配しておくのが良いと思います。

いき旅プランでは旅の様々な光景を織り交ぜながら、

お役立ち情報を発信していきます。

次回の旅のご参考にして頂けると嬉しいです。

それではまた次回!

いき旅プランでお待ちしています!