クロアチア

クロアチア観光 「スプリット」古代ローマを体験する旅!

古代ローマを体験する旅!スプリット

皆さんこんにちはいき旅プランです。

「古代ローマ時代を体験する旅!クロアチアのスプリット」をご紹介!

広場で突然鳴り響くホルン。甲冑に赤いマントを翻し現れるローマ時代の兵士たち。

広場は民衆であふれかえります!臨場感あるその様が目の前に!

町全体がテーマパークのようなで面白い体験がたくさんできます

スプリットはローマ皇帝ディオクレティアヌス帝の宮殿跡に作られた町。

古代、中世、現代と歴史に触れながらの街歩きやカフェが立ち並ぶプロムナード、

宮殿の南東には青空市場、日帰りツアーや半日観光だけでも楽しめます。

開放的な雰囲気と成熟した観光地都市を是非楽しんでくださいね!

現代のスプリット

スプリットは地中海の島や都市をめぐる大きなクルーズ船の寄港地となっています。

世界遺産のディオクレティアヌス帝の宮殿や中世の街並みを楽しみに1年中観光客が絶えません。

毎日大勢の観光客が訪れどの場所も大変賑わっています。

古代のスプリット ディオクレティアヌス帝

現在の旧市街となっているディオクレティアヌス帝の宮殿は、

帝政ローマ後期305年ローマ皇帝ディオクレティアヌス帝が晩年を過ごすため、

南北215m東西180mにわたる巨大な宮殿を建てたのが始まりです。

ローマ時代に皇帝の権威が失墜し始めた頃、

強烈なリーダーシップを持って現れたのがディオクレティアヌス帝でした。

彼は専制君主政を強制するとともに皇帝を神格化し自分に権力を集中させました。

キリスト教を迫害していたことも有名な事実。

晩年このスプリットで6年ほど過ごしましたが、死後ローマ帝国の衰退ともに宮殿は廃墟となってしまいます。

そして7世紀、廃墟となったこの宮殿の資材を利用して家や道路をつくり人々が住み始めます。

町のいたるところで宮殿の資材を使って建てた建物をいくつも見ることができます。

ディオクレティアヌス宮殿の地下

スプリットの町は東西南北それぞれに門があります。

南側のプロムナードに沿いにある「青銅の門」から入るのがおすすめです。

門をくぐると宮殿の地下と繋がっていて現在はお土産物を売るお店がたくさんあります。

お土産を見て歩いてまわるとなんだか中世の時代を生きているような不思議な感覚を体験できます。

宮殿の地下は50年ほど前に発掘が始まったばかりで

当時の作られた壁や木製の梁、歴史を紹介するパネルなどを見学することができます。

一番の見どころ! ペリステイル広場

宮殿の地下をそのまま北へ出るとペリステイル広場があります。

スプリットの一番の見どころです!

コリント様式の柱が並びディオクレティアヌス帝がエジプトから持ち帰ったとされるスフィンクスが大聖堂前に鎮座しています。

広場全体が現代も息づく古代都市そのもの!

古代ローマ時代を体験

そしてなんとこのペリステイル広場では古代ローマディオクレティアヌス帝の時代が再現されます!

まずは古代ローマ人の楽団がディオクレティアヌス帝の登場を音楽で盛り上げます。

その瞬間その場に居合わせると観光客の賑わいが当時の民衆の賑わいのように感じることが出来、

臨場感あふれるその様はまさに「古代ローマ体験です!」驚きます!

広場にホルンが鳴り響き、金と銀の甲冑に赤いマントをなびかせ、体格の良い兵士が何人も現れます。

3世紀の建物で再現されるローマ時代の1場面は、

スプリット観光を予想以上に楽しいものにしてくれます。

また、街中で兵士に出会うと写真を撮らせてくれます。

聖ドムニウス大聖堂

スプリットの大聖堂「聖ドムニウス大聖堂」は本来ディオクレティアヌス帝の霊廟として建てられたものです。

しかしディオクレティアヌス帝は生前キリスト教を迫害していたため、

死後カトリック教徒によって霊廟から大聖堂に改修されました。

現在六角形の大聖堂の中はローマ時代のコリント様式柱にバロック様式で作られた祭壇、

ロマネスク様式で掘られた美しい彫刻など、現在はキリスト教美術芸術で華やかに彩られています。

鐘楼は60m。立派です。上がることもできます。

ジュピター神殿

ペリステイル広場の西の奥にジュピター神殿があります。

こちらも大聖堂と同じくディオクレティアヌス帝がローマ神話の最高神ジュピターを祭るために建てたものですが、

のちにキリスト教徒によって洗礼室に改修されました。装飾が非常に細かいです。

金の門とグルグールニンスキの銅像

ひとしきりペリステイル広場を鑑賞した後は、

そのまままっすぐ北の門「金の門」まで土産物やカフェなど楽しみながら中世の街を歩きましょう。

そして金の門を出るとグルグールニンスキの銅像が立っています。

グルグールニンスキは10世紀このあたりのダルマチア地方で活躍した司教で、

スラブ語の保護に大きく貢献した人です。

巨大な銅像の左足の親指を撫でると幸運が訪れると言われています。

またこの辺りで蚤の市が開かれていることもあるそうです。

中世のプスリット

ディオクレティアヌス帝の宮殿の入り口の一つ「青銅の門」からペリステイル広場へ(北)向かうと地下を通り円形の形をした広間にでます。

皇帝の私邸の玄関だった場所で、ここでかなりの確率でダルマチア地方伝音楽「クラッパ」男性のアカペラを聞くことができます。

正装した男性が数名います。聴き入ってしまいます。

クロアチアの旅で一度は聞いて下さいね。

またディオクレティアヌス宮殿の外も中世の美しい街並みが残っています。

宮殿の西「鉄の門」を出るとゴシック様式の市庁舎やルネッサンス様式の邸宅が立ち並ぶナロドゥニ広場が広がっています。

そしてその先、南北に通っているマルモントヴァ通りおしゃれなショップが立ち並んでいます。

「時間がたりない!」と思えるほど楽しい町です。

古代中世現代と歴史に触れながら、古代ローマを体験できる町スプリット!

皆さんも是非楽しんでみてくださいね!

スプリットへの行き方

シベニクの町からバスで1時間半。1時間に1~3本。¥800~¥1300程度。

いき旅プランでは旅の様々な光景を織り交ぜながらお役立ち情報を発信しています。

次回の旅のご参考にして頂けると嬉しいです。

それではまた次回!いき旅プランでお待ちしています。