シチリア島

ソロ旅で街歩きするなら! カルタジローネ大階段と世界遺産のラグーサ

カルタジローネ大階段と世界遺産ラグーサの町の楽しみ方

皆さんこんにちは、いき旅プランです。

シチリアはゆっくり時間が流れているような街がたくさんあります。

一人のんびり街をあるけば

日常の色々なことを忘れ無心になって旅を楽しめる

そんな町がたくさんあるのがシチリアです。

今回は一人でも楽しめるシチリアの旅にぴったりの、

マヨルカ陶器で彩られたカルタジローネの大階段(スカーラ)の紹介と、

そこから移動してラグーサ中世の街並み観光のポイントの紹介です。

カルタジローネの大階段スカーラ

カルタジローネの街はアラブの技法によるマヨルカ焼きで有名な街です。

青・緑・黄色を基調として植物や動物、

人などを明るく大胆な画風で描いたものが多く人気があります。

この陶器で作られた140段の美しい大階段スカーラが観光スポットです。

「スカーラ・サンタ・マリア・デル・モンテ(Scalar Santa Maria del Monte)」と言い、

全部で142段、幅は8.4m、長さ130m。

階段の一つ一つがマヨルカ焼きのタイルで装飾されています。

大階段自体は1606年につくられ、その後陶器タイルで装飾されたのは1956年なので現在の姿になったのは最近ですが、

知るべきは階段一段一段を飾るタイルは、

10世紀から20世紀にシチリアで作られたマヨルカ焼きタイルで飾られています。

時代によって異なるマヨルカ焼きの陶器を収集
し作られていて、

いわば、階段自体がカルタジローネの陶器の博物館なのです。

5月と6月には大階段を花で飾る「La Scala Infiorata」というお祭りや、

7月24日~25日には大階段をろうそくのイルミネーションで飾る「聖ジャコモ祭り」が開催されます。

タイミングよくその時期に行くことができればラッキーですね。

カルタジローネ 周辺地図

世界遺産ラグーサ 二つの町楽しみ方

シチリア島の南東部に位置するラグーザは、

イブレイ山地の渓谷に挟まれた丘の上に二つの町があります。

新市街のスペリオーレと旧市街のイブラという2つの地区は世界文化遺産に登録されています。

観光のポイントは、新市街スーペリオ地区から旧市街イブラ地区を眺めた景色と、

イブラ地区の路地の中に佇むバロック様式の建築群を歩くきながらじっくりと鑑賞することです。

スーペリオ新市街散策

シチリアという語源になった古代シクリ人によって築かれたこのあたりの町は、

1693年の大地震によって壊滅的な被害を受け、

地元の貴族たちによって新たに丘の上にスーペリオーレという新市街が作られました。

新市街スーペリオーレは碁盤の目状に町が整備され近代的な建物が立ち並んでいます。

スーペリオ地区のサンタ・マリア・デッレ・スカーレ教会

1,693年の大震災の被害を免れたゴシック部分と修復されたバロック部分が混在する珍しい教会で、

新市街と旧市街の分岐地点に建っています。

両地区を徒歩で行き来することができます。

イブラ地区 旧市街バロック様式中世の街並みを散策

旧市街イブラ地区は、坂道と階段石畳の小さな路地が縦横に走りスーペリオーレとは全く違う雰囲気です。

迷路のような小路を歩いていると中世の町そのもの。

奇想天外な彫刻など邸宅の装飾が見どころです。

※ 邸宅内のほとんどは公開されていません。

ゴゼンティーニ邸など独特のバロック建築が残っています。

窓枠の下の飾りなど不思議で奇怪な装飾ですが一つ一つ独特でとても面白いです。

この中世の町イブラ地区には今も人々が住んでいるなんて、

いったいどんな生活なんだろう・・と興味がわきます。

サン・ジョルジョ大聖堂

イブラ地区にあるゴシック様式の美しい大聖堂です。

曲線が目を引く外観が特徴で内部は赤を基調につくられています。

大聖堂前の広場はなだらかな坂道への続くのですが、

のんびりとした空気が漂い人々の憩いの場になっています。

ラグーサ 周辺地図

いき旅プランでは、旅の様々な光景を織り交ぜながら、

お役立ち情報を発信していきます。

次回の旅のご参考にして頂けると嬉しいです。

それではまた次回!いき旅プランでお待ちしております。