ヨルダン

世界最古のマダバ地図聖ゲルギオス教会とモーゼ終焉の地ネボ山

ヨルダン世界最古のマバダ地図聖ゲルギオス教会とネボ山

皆さんこんにちはいき旅プランです!

中東の国ヨルダン。日本からはあまり情報が無く謎多き国といったイメージです。

実際に行って観光すると、どこかで聞いたことある魅力的なキーワードをそこかしこ見つけることができます。

今回はその中から、旧約聖書由来の場所をいくつか紹介します。

聖ゲルギオス教会とネボ山、いずれも神聖な場所として昔から人々に大切されてきました。

大変貴重な観光地のご紹介です!

初めての方にもヨルダンに興味を持っていただけたら嬉しいです。

聖ゲルギオス教会

ヨルダンの首都アンマンから南西に35キロのところにマダバとう町があります。

その町に初期のビザンチン様式で建てられたキリスト教教会聖ゲルギオス教会があります。

門の外は警官がいて厳かな雰囲気を醸し出していますが、中に入ると一変。

陽光がきらめきあたたかみを感じる場所です。

聖ゲルギオス教会は小さな教会ですが、中は素晴らしいモザイク画と

フレスコ画で明るく彩られています。

マダバにはモザイク画の職人がたくさんいたことからモザイクの町を呼ばれてきました。

ビザンチン時代に作られたモザイクがたくさん残る町なのです。

必見!エルサレムが描かれた世界最古の地図マダバ地図とは

聖ゲルギオス教会の床に、6世紀のエルサレムが描かれた世界最古の地図があります。

このマダバ地図がこの教会の見どころです!

マダバ地図は、6世紀のヨルダン川西岸地区南部の地域が描かれており、

聖書に書かれているキリスト教地域が含まれています。

城壁で囲まれている場所はエルサレム。

聖書に書かれた場所とその所在を明らかに出来るものであり、

歴史的にも非常に重要な地図なのです。

また地図に書かれたたくさんの文字はギリシャ語で、

描かれた絵の内容を説明しています。

聖ゲルギオス教会周辺地図

伝統工芸モザイク画と寄木細工

モザイク画とは色とりどりの石を細かく刻みその石で人物や物を描いていくものです。

ヨーロッパのいたるところでこのモザイク画やまた寄木細工の品々を見ることができます。

伝統工芸として今も受け継がれ地元の人のためだけではなく旅人の土産物屋としても売られています。

こちらはモザイク画。

こうして爪切りのようなペンチでパチンッパチンッと音を立てながら小さく切った石を

張り合わせてモチーフを描きます。

そしてこちらは寄木細工です。

イスラム教の文化圏ではよく見かけますが、

この立派なテーブルと椅子には驚きました。素晴らしい出来ですね。

ヨルダン渓谷ネボ山 預言者モーゼ終焉の地

マダバにあるネボ山は、神がイスラエルの民に与えられた約束の地「カナン」を、

預言者モーセに眺望させた場所と言われています。

山頂には車で近くまで行き入場料¥320程を支払って入ります。

2000年にはヨハネパウロ二世が、

また2009年にはベネディクト9世が訪れたという記念碑が建てられていて、

宗教上とても大切な場所であることが分かります。

モーゼの死を悼む教会と修道院跡

1933年このネボ山で教会と修道院跡がみつかりました。

モーゼの死を偲んで建てられた教会跡です。

現在発掘された教会の一部を見ることができます。

預言者モーゼが見た景色

ここネボ山は、旧約聖書でモーゼがエジプト王の迫害から逃れ、

率いていた民衆に「あれが約束の地カナンだ」と告げた場所。

民衆をパレスチナに行くように促しその後この地でモーゼは息を引き取ったと言われています。

モーゼと民衆が約束の地「カナン」を見たその場所に実際に行くことがきます。

案内版があり、ベツレヘム、エルサレム、死海、ヨルダン渓谷などと書かれています。

乾いた土地が広がっています。

モーゼが見た景色ももしかすると今私たちが見る景色とほとんど変わりがないのではないかと思えるくらい、

何もなく、ただ広い大地が広がっています。

ネボ山のふきすさぶ風が目の前の景色を荒涼とした地見せますが、

じっと眺めているとなぜが希望が湧いてくるような、そんな不思議な土地でした。

ネボ山周辺地図

プチっと情報:首都アンマンから専用車で行くことをお勧めします。

いき旅プランでは旅の様々な光景を織り交ぜながら、

お役立ち情報を発信していきます。

次回の旅のご参考にして頂けると嬉しいです。

それではまた次回!いき旅プランでお待ちしております。