ポルトガル

ポルトガル代表 ヨーロッパ屈指のコインブラ大学

ポルトガル代表 コインブラ大学

皆さんこんにちはいき旅プランです。

700年の歴史を刻み続けるヨーロッパ屈指のコインブラ大学。

ポルトガル最古の大学をご紹介します。

13世紀に創立されたコインブラ大学は、現在3つのキャンパスや2つの博物館、

それに劇場や図書館などたくさんの充実した施設があり2万5千人の学生数をほこります。

黒いマントを翻し闊歩する学生の姿が印象的!

ポルトガルの学問の中心として発展してきたコインブラの町と共にご紹介しますので、

伝統と格式ある大学を是非訪ねてみてくださいね!

リスボンからコインブラへの行き方

リスボン(サンタ・アポローニア駅)からアルファ・ペンドゥラール(AP)やインテルシダーデ(IC)などの特急列車で向かう場合は「コインブラB駅」に到着します。(所要時間2時間30分)

そこからローカル線に乗り換えて1駅のところに「コインブラA駅」があり町の中心に到着することができます。

ポルトガル最古の大学コインブラ大学

コインブラの町はモンデーゴ川の右岸が町の中心地となっていて、

アルカソバの丘の上にあるのがコインブラ大学。

その周辺をレストランやショップホテルなどにぎやかな場所になっています。

コインブラ大学はリスボンで1290年に創設され1308年にコインブラに移されたのが始まり。

かつて王宮として使われていた旧校舎と町に点在する新校舎のいくつかに分かれていて、

注目すべきは王宮だった旧校舎です。では詳しく紹介していきましょう。

鉄の門 旧校舎への入口

王宮だった旧校舎への入口は彫刻で美しく飾られた門「鉄の門」と呼ばれていています。

マヌエル様式の門の両側には大学の創立者ディニス王とジョアン3世の像が彫刻さています。

そしてこの門の内側にある鉄製の門は17世紀のもので「無情の門」と呼ばれています。名前が謎めいていますね。

ちなみにこの門の左側に「総合図書館」がありそこにチケット売り場があります。

鐘塔 ア・カブラ(牝ヤギ)

鉄の門を入ると広い中庭が広がっています。

正面が図書館。こちらは後ほどご紹介します。

そして右側には扇状の階段のある旧校舎です。

高くそびえているのが「ア・カブラ」で町のどこからでも見ることができる鐘楼のある時計台です。

グランドホール 帽子の間

旧校舎へ入りましょう。

学位授与式など永く歴史の証人となってきた場所グランドホール。

通称「帽子の間」天井はリズボンで作られたタイルが美しく貼られ、

壁画にはポルトガル歴代の王の肖像画が飾られています。

中には古いものが展示されています。

ラテン語で書かれたものや、司祭の衣装など。

ラテン回廊

ラテン語でしか話していけなかった場所。なんだか羨望のまなざしで見てしまう。

上階のテラス コインブラが一望

上階にテラスがあり建物の外に出られる場所があります。

中庭が見渡せる場所とコインブラが見渡せる場所があります。

風もあってモンデーゴ川沿いに広がる景色が素敵でした。

図書館 コインブラ大学最大の見どころ!

コインブラ大学の一番の見どころはこの図書館。

18世紀博学だったジョアン5世によってバロック様式で建てられた図書館。

中に入ると溜息がでます。

厚いカーテンで外光を遮断した薄暗い館内は3つの部屋に分かれていて、

金箔をはった美しい本棚が壁面を覆っています。

蔵書は30万冊以上で天井まで書籍がびっしり。

こんなに素晴らしい図書館が歴史の中で大切に使われてきたなんて本当に衝撃的です。

写真はとれないのですが絵はがきが買えますので来館の記念には是非。

黒いマント姿

コインブラ大学の学生には古くから受け継がれてきた伝統の一つに黒いマントがあります。

町にはこの黒いマントを翻しながら闊歩する学生たちが。快活で素敵に見えます。


この町は黒マント姿で学ぶ約2万人の学生たちで賑わう。

最高学府の学生の威厳というか誇りというかそういったものが感じられます。

ハリポッターの作者はポルトガルで2年ほど教師をしていたそうで、

物語の中で学生が着ているマントはここからの発想では?と言われています。なるほどね。

ポルトガル伝来のスィーツ金平糖はコンフェイトだった

この町でもう一つ絶対にご紹介したいものがあります。

ポルトガルから鉄砲伝来以たくたくさんのものが日本に伝えられましたが、

何百年たった今でも日本の文化の一部として残っているものはたくさんあります。

そのうちの一つ金平糖をご紹介します。

え?金平糖?と思われるかもしれませんが、日本に伝えられた金平糖の原型はこのお菓だったのです。

実は日本の金平糖は全く違うものと言っても過言ではありません。

今の日本には無いお菓子です。

こちらのお店では大小二つの大きさがありますが小さい方が食べやすくて美味しいです。

「コンフェイト」として売られています。是非ご賞味あれ。

いき旅プランでは旅の様々な光景を織り交ぜながら、

お役立ち情報を発信していきます。

次回の旅のご参考にして頂けると嬉しいです。

それではまた次回!いき旅プランでお待ちしております。