イストラ半島 プーラ街の歩き方
皆さんこんにちはいき旅プランです!
「ローマ時代の遺跡が大好き!ローマ時代の軌跡をたどりたい!」そんな方にお勧めの街があります。
イストラ半島南端に位置する海辺の町「プーラ」です。
プーラはギリシャ神話のイアソントメディアが奪った黄金の羊毛を
取り返しに派遣されたコルキスの民が作ったという伝説が残っています。
日本ではあまり知られていませんがこのイストラ半島は変化に富む小さな町がたくさんあります。
イオニア海の対岸にはイタリアがありそしてイタリア領だった時代もあることから
その特色を色濃く残す町があるのです。その最もたるがプーラ。
街を歩けばローマ時代と出会う街、「プーラ」の街の歩き方ご紹介します!

プーラの円形闘技場
まずはプーラの観光スポットのメイン、円形闘技場からです。
円形闘技場を見たあと歩いて観光スポットを順番に巡るのがおすすめです!
紀元前177年にローマ人に征服されローマ帝国初代皇帝アウグストゥスの時代に建設が始まりました。
およそ2000年前の建物です。

円形のほぼ全体が残っているので闘技場へ入るとその大きさを体験できます。
大きいです!外壁の直径132メートル、高さ30メートル、72個の窓と3段の観客席があり
当時は2万3000人の観客を収容できた、世界で6番目に大きい闘技場でした。



大勢の市民がこの立派な闘技場での戦いに熱狂したことでしょう。
今も映画祭やコンサートで使われています。
そしてプーラの円形闘技場の地下はローマ時代に使われていた品々が展示されています。
オリーブオイルの掘削機や、ワインをいれて舟で運ぶためのアンフォラという容器などを実物を見ることができます。


プーラ円形闘技場 入場料と周辺地図
入場料kn70(¥1,200程度)
チトー公園
円形闘技場を出て海沿いにチトー公園があります。
プーラの町の模型があります。
町全体が見渡せるのでまずこれを確認するのが良いでしょう。

プーラ大聖堂
5世紀に建てられたもの大聖堂で大きな鐘楼もそばに建てられています。
中のつくりは簡素ですが長い間市民が集う場所となっているだけあってしっかりとしています。

アウグストゥス神殿
現代の街並みに立つ神殿。これぞまさにプーラとった光景です。
町の真ん中にローマ時代の神殿が建てられているのです。
周りは市庁舎がある広場になっていて、私が行った時も写真ボードがおかれ人々が集う場所としてシンボル的な場所になっています。
すっと伸びたコリント様式が印象的な約2000年前のローマ時代に16年かけて作られた神殿です。
残念ながら戦時中の爆弾によって破壊され1947年に再建されました。
2000年の時を身近に感じながら生活するってなんだか素敵なことですね。

アウグストゥス神殿周辺地図
セルギウスの凱旋門
紀元前31年オクタビアヌス支持派とプトレマイオスとマルクスアントニウスの連合軍との戦い「アクティウム海戦」(ローマの内戦)において、
活躍したセルギウス家の3人を記念してセルギウス家によって建設された門です。
コリント様式でその美しく豪華な装飾と、当時は金で装飾されていたため「黄金の門」と呼ばれていました。
風化と酸性雨の影響でしょうか石が黒く変色しているのが少し残念です。

この光景もまさにプーラ。現代の街並に溶け込むようにセルギウスの凱旋門があります。
この門から町へ入っていくと、通りにはカフェが立ち並び、レストランやお土産物屋さんもあり楽しいですよ。

セルギウスの凱旋門 周辺地図
ヘラクレスの門
ローマ時代の城壁に建てられた門で町の中と外を行き来する10個ある門のうちの一つが残っています。
上部にヘラクレスとそのシンボルが装飾されているのですが、なかなか想像が難しい状態です。

プーラの町は古代ローマ時代の威光と現代とが交錯する町です。
「町を歩けばローマ時代に出会うことができる」そんなプーラの街歩き
是非楽しんでみて下さいね!

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それではまた次回!いき旅でお待ちしております。